インプラント治療は、失った歯の機能と審美性を取り戻すための選択肢として、
多くの患者様から支持されています。
しかし、治療を決める際には、メリットだけでなくデメリットも正しく理解し、
自分に適した治療法を選ぶことが大切です。

インプラントのメリット

自然な見た目と噛み心地
自然な見た目と噛み心地
インプラントは、天然の歯に近い見た目と機能を持つのが特徴です。歯茎から自然に見える人工歯は、他の補綴装置（ブリッジや入れ歯）と比べても違和感が少なく、周囲から気付かれることもほとんどありません。また、しっかりと固定されるため、噛む力も天然歯とほぼ同等で、硬い食べ物でもストレスなく楽しめます。
隣の歯に負担をかけない
隣の歯に負担をかけない
ブリッジの場合、隣の歯も削る必要がありますが、インプラントは独立した構造を持つため、他の歯に影響を与えることはありません。また、入れ歯のように金具で隣の歯を支える必要もないため、歯全体の健康を守ることができます。
顎の骨を守る
顎の骨を守る
歯を失うと、顎の骨が徐々に痩せていく「骨吸収」が進むことがあります。インプラントは顎の骨に直接埋め込まれ、噛む力を骨に伝えることで、骨吸収を抑制する役割を果たします。この効果により、顎のラインが崩れるのを防ぎ、若々しい見た目を保つことができます。
安定感と快適さ
安定感と快適さ
取り外しできる入れ歯とは異なり、インプラントは固定されているため、口の中で動くことがありません。会話中や食事中のズレや不快感がなく、快適に過ごせます。また、メンテナンスをしっかりと行えば、長期間にわたり使用することが可能です。
長期的なコストパフォーマンス
長期的なコストパフォーマンス
初期費用は他の治療法と比べて高めですが、インプラントは耐久性が高く、適切なケアを行えば10年以上使用できることもあります。一方、入れ歯やブリッジは定期的に交換や修理が必要な場合が多いため、長期的に見るとインプラントのほうがコストパフォーマンスに優れている場合もあります。

インプラントのデメリット

高額な治療費
高額な治療費
インプラントは先進的な治療法であるため、他の治療法と比べると費用が高くなります。健康保険が適用されるケースは限られており、全額自己負担となる場合がほとんどです。ですが、治療効果を考えると投資する価値があると感じる方も多いです。私たちクリア歯科では、可能な限り患者様の希望に沿った治療方法をご提案し、無駄な歯の抜歯は極力避けるようにしています。
手術が必要
手術が必要
インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術が必要です。手術には局所麻酔を使い、事前にCT検査などが行われます。また、治癒期間中には適切なケアが求められるため、通院回数や治療期間が長くなることもあります。
顎の骨の状態に制限がある
顎の骨の状態に制限がある
インプラントを埋め込むためには、十分な顎の骨が必要です。骨が痩せている場合や骨密度が低い場合は、骨を増やす「骨造成術」などの追加処置が必要になることがあります。これにより、治療期間や費用が増加することがあります。
感染や炎症のリスク
感染や炎症のリスク
インプラント治療後、適切なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎と呼ばれる炎症を引き起こすことがあります。この状態を放置すると、インプラントが脱落するリスクがありますので、定期的な歯科検診と日々のケアが欠かせません。
治療期間が長い
治療期間が長い
インプラント治療は、手術後の骨とインプラントの結合を待つ期間が必要です。この治癒期間は内容にもよりますが、約3ヶ月～1年ほどかかり、治療全体が完了するまでに長い時間がかかることがあります。

インプラントがオススメの方

インプラントは、以下のような方に特におすすめです。
  • 硬い食べ物もしっかり噛みたい方
  • 自然な見た目で笑顔に自信を持ちたい方
  • 入れ歯やブリッジに不安や違和感をお持ちの方
  • 他の歯に負担をかけず、長期的な治療効果を求める方
一方で、全身の健康状態や顎骨の状態によっては、他の治療法が適している場合もあります。治療を検討される際は、専門の歯科医師と十分に相談し、自分に合った方法を選びましょう。

安心して治療を進めるために

当院では、患者様お一人おひとりの状況やライフスタイルに合わせた治療プランをご提案しています。インプラント治療について不安な点や疑問がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。患者様が安心して治療を受けられるよう、丁寧にサポートいたします。